今の自分にできること。
とても限られているけれど、
友人の地域が、まだ電気、水、ガスがストップしていたら
「お風呂入りにおいで~」
「泊まりにきてもいいんだよ」 と・・・・。
そして、
「お風呂に入れてシアワセ~」
「お水が出ることが、こんなに有難いこととは!」
「思い切って電話したけど、泊めてもらえてよかった」
当たり前のことなのだけれども、
ほんの少しのことで幸せ、喜びを感じ、
恵みへの感謝の気持ちを、友人たちと共に感じています。
今の自分にできること。
友人たちや先輩、後輩からの問い合わせに応えるべく、
問い合わせの方へ安否確認の電話やメールをして、
わかれば「無事であることの」をご返事連絡。
その繰り返し作業も、がんばります。
大学の同窓会では、宮城県内約140名の先生方のうち、
ほとんどの会員が無事であることが、
確認できたのがようやく昨日。
これは、皆の協力なしではできまません。
しかしながら、あと二人の先生の安否確認ができていません。
そして、ご家族の行方がわからない先生もいます。
今の自分にできること。
節電、節水、節ガソリン、節食糧。
貴重な資源は必要な分にとどめます。
今の自分にできること。
どんな時も、笑顔を忘れずに!
そのような中、
勉強仲間の先生と大学時代の先輩から
数日前、たまたま同じ日に電話をいただきました。
勉強仲間の永井茂之先生(東京都、五反田開業)は、
「せっかく命拾いしたんやから、楽しくやろうよ楽しく!」
大阪出身、大阪なまりの励ましの言葉が、
やけに新鮮に聴こえます。
そして、日本歯科医師会で募集している
「ご遺体検死確認のボランティア、申し込んだよ!
この俺に何かできることないかなと思ってさ」とも。
涙が出てきました。
ありがとう!
ともにこの被害を分かち合ってくれる仲間がここにもいる!と
そう思った瞬間。
涙、涙でした。
その直後、先日、札幌の平木君に一緒に会いに行った先輩
茂木紳一先生(北海道、八雲町開業)からも電話がありました。
「おお~ッ!無事か~~! 無事でいがったなア~。」
こちらは、北海道、函館なまりである。
「俺よ~、54歳、ひとつここで何かしなきゃならんと思ってよォ、
ご遺体の検死確認、申し込んだぜ!」
「今さら、被爆したって、どうってことないさ、と思ってな。
本当に行けるかどうかわかんないけど、
言われたら、どこへでも行って協力するさ」
あ~、茂木さん、ありがとう!
先輩の、その気高い「志」そのものが私達の励みになるのです!
本当にありがとう!
そう思うと、また、涙、涙、涙・・・。
そう・・・・
誰もが、「今の自分にできること」 として
考え、行動し 協力し合って、危機を乗り越える!
お友達や勉強仲間、遠隔地にいる患者さんから
たくさんのメールや電話をいただきました。
本当にありがとうございました。
いただいたメッセージひとつひとつが、
「大きな励み」となり、「力」となりました。
まだまだ、この状況は続くでしょう。
でも、一番辛く大変なのは
被害を受けた方々や、 大切な命を奪われた方とそのご家族。
そして、今も被災地でがんばっている方々。
私達も、がんばっていきます。
ともに、この試練を乗り越えて行きましょう!
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