2011年3月21日月曜日

今の自分にできること

今の自分にできること。

  とても限られているけれど、
    友人の地域が、まだ電気、水、ガスがストップしていたら
    「お風呂入りにおいで~」
    「泊まりにきてもいいんだよ」  と・・・・。

  そして、
    「お風呂に入れてシアワセ~」
    「お水が出ることが、こんなに有難いこととは!」
    「思い切って電話したけど、泊めてもらえてよかった」

 当たり前のことなのだけれども、
 ほんの少しのことで幸せ、喜びを感じ、
 恵みへの感謝の気持ちを、友人たちと共に感じています。


今の自分にできること。

 友人たちや先輩、後輩からの問い合わせに応えるべく、
 問い合わせの方へ安否確認の電話やメールをして、
 わかれば「無事であることの」をご返事連絡。
 その繰り返し作業も、がんばります。

 大学の同窓会では、宮城県内約140名の先生方のうち、
 ほとんどの会員が無事であることが、
 確認できたのがようやく昨日。
 これは、皆の協力なしではできまません。

 しかしながら、あと二人の先生の安否確認ができていません。
 そして、ご家族の行方がわからない先生もいます。


今の自分にできること。

 節電、節水、節ガソリン、節食糧。
 貴重な資源は必要な分にとどめます。

今の自分にできること。

 どんな時も、笑顔を忘れずに!
 
そのような中、
 勉強仲間の先生と大学時代の先輩から
 数日前、たまたま同じ日に電話をいただきました。

勉強仲間の永井茂之先生(東京都、五反田開業)は、
「せっかく命拾いしたんやから、楽しくやろうよ楽しく!」
大阪出身、大阪なまりの励ましの言葉が、
やけに新鮮に聴こえます。

そして、日本歯科医師会で募集している
「ご遺体検死確認のボランティア、申し込んだよ!
 この俺に何かできることないかなと思ってさ」とも。

涙が出てきました。

ありがとう!
ともにこの被害を分かち合ってくれる仲間がここにもいる!と
そう思った瞬間。
涙、涙でした。

その直後、先日、札幌の平木君に一緒に会いに行った先輩
茂木紳一先生(北海道、八雲町開業)からも電話がありました。

「おお~ッ!無事か~~!  無事でいがったなア~。」
こちらは、北海道、函館なまりである。

「俺よ~、54歳、ひとつここで何かしなきゃならんと思ってよォ、
 ご遺体の検死確認、申し込んだぜ!」
「今さら、被爆したって、どうってことないさ、と思ってな。
 本当に行けるかどうかわかんないけど、
 言われたら、どこへでも行って協力するさ」

あ~、茂木さん、ありがとう!

先輩の、その気高い「志」そのものが私達の励みになるのです!
本当にありがとう!

そう思うと、また、涙、涙、涙・・・。

そう・・・・
誰もが、「今の自分にできること」 として
考え、行動し 協力し合って、危機を乗り越える!

お友達や勉強仲間、遠隔地にいる患者さんから
たくさんのメールや電話をいただきました。

本当にありがとうございました。

いただいたメッセージひとつひとつが、
「大きな励み」となり、「力」となりました。

まだまだ、この状況は続くでしょう。

でも、一番辛く大変なのは
被害を受けた方々や、 大切な命を奪われた方とそのご家族。
そして、今も被災地でがんばっている方々。

私達も、がんばっていきます。

ともに、この試練を乗り越えて行きましょう!

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