2009年12月30日水曜日

2009年を振り返る <佐藤歯科 編>






佐藤歯科医院にも、今年大きな動きがありました。


やはり、なんといっても一番大きいイベントは
50年ぶりの院長交代でしょうか。
そして、7月20日には佐藤歯科も開院82周年を迎え、
家族とスタッフ全員でお祝いをしたことでしょう。

スタッフ浅野ゆかりさんの歯科衛生士学校入学は
私達佐藤歯科医院スタッフ全員にとって励みとなる、
また、とても前向なイベントでありました。
そして、7年間、勤務して下さった浅野さん退職に伴い、
ピンチヒッターとして、協力して下さることになった、
相澤奈里さんと紀国一子さん。

お二人とも、かつて佐藤歯科院で共に一緒に仕事をした仲間。
「診療をまた手伝ってくれないかしら?」の依頼に
ご快諾いただき、「過去に佐藤歯科勤務経験あり」という、
強力な助っ人として登場していただき、
とても助かりました。
相澤さんは11月末に退職し、短い期間ではありましたが、
いろいろと協力して下さり、心から感謝しております。
本当にありがとうございました。


それから、マイクロスコープ導入。

そして、このDenteーSATO Blog開設!

実はまだこの他に計画・予定されていたものがありました。
・駐車場整備
・カウンセリングルームの活用
・医院案内の作成
・待合室掲示物の充実を図る   など

これらは自動的に、2010年にすべきことととして
リストアップされることになります。

今年数々のセミナー、学会に参加し学んだことを、
今まで以上に日々の診療に活かし、
佐藤歯科をさらにブラッシュアップしていきたいと思います。

そして、ブライトスマイル~輝く笑顔~を忘れずに、
快適な歯科空間を目指すことを諦めず、
来年も邁進していきたと存じます。

2009年は、皆様には大変お世話になり
心から御礼申し上げます。
2010年もどうぞよろしくお願いいたします。

では、みな様よいお年をお迎え下さいませ。

ありがとうございました。

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2009年12月29日火曜日

2009年を振り返る <久しぶり~ 編>


久しぶりに再会した友人達と再開したこと。

今年は、珍しく同級生とのアクションが多い年でした。

大学を卒業してちょうど25年。
(アラ~、やっぱりトシがバレちゃいました)

今年は、5年に1度開かれるクラス会開催の年。
今までは、クラス会の案内が届いても、
他の用事を優先し、「クラス会だなんて」と
出席することなど、一度も考えたことのなっかたワタシ。

しか~し、最近は
「体が動ける元気なうちに、できるだけ出よう。
 みんなに会いたくなった時、体が動かなくなったのでは
 いやだから・・・」
(恐らくこのような思いになるのは年齢のせいでしょう。)

ということで、はじめてクラス会へ~。
そして25年ぶりの、旧友達との楽しい再会のひとときでした。



そもそも「体が元気なうちに、出よう」と思うようになった
きっかけは実はもう一つあります。

学生時代、少林寺拳法部で共に汗を流した仲間の一人が倒れ、
現在はリハビリ入院生活を送っているということです。

同級生の入院生活は、決して他人事ではなく、
ならば、自分は、
まだ元気に仕事ができるということを感謝し、
これからの自分のカラダの管理を怠ることなく過ごしていきたい。
そして、元気なうちはクラス会、同窓会、OB会に
無理のないところで出席しようと、
実感した年でもありました。


写真は、その友人のお見舞いに札幌へ行った時のものです。
前日の日程などが立て込んで、仙台ー札幌間日帰りの旅でしたが、
お見舞いに行く私達自身も何年ぶりかの再会だっただけに、
入院している友人の顔を見て、ホッとして病院から帰ってところで
パシャ!


そして、
クラス会では、これからは5年ごとではなく毎年開催しよう!と。
お見舞いも、入院している彼にとって迷惑でなければ、
来年も札幌に行こうと、

それはごく自然に、誰からというわけでもなく話が出て、
もちろん、反対などする理由はどこにもなく、
とても当たり前のようで、私はいい感じだなあ~と
受け止めています。



さて、久しぶりに再開したことの中に
「お茶のお稽古」があります。
このお茶のお稽古の先生、
実は私の高校時代の親友なので、
彼女との再会も実に久しぶりでした。

昔から教えて下さっていた先生の流派と
親友の流派がたまたま同じで、
昔からの先生が引退なさるというのをきっかけに
何年か前から、同級生に教えてもらっていました。
が、なかなか続けてお稽古に通うのが大変で、
しばらく中断していましたが、今年再開です。


話はいきなり最近になり、12月28日、月曜日。
小学校の同級生4人で忘年会の仕納めをしました。
同じ大和町内、黒川郡内に住んではいるものの、
なかなか会って話す機会などありません。

その中の一人が、ここ数ヶ月、佐藤歯科に通院中、
ということもあり、久ぶりに集って今年の締めくくりを
しましょうと・・・。


この呑み会。
2次会で締めくくられたのはいいけれど、
久しぶりにアルコール漬けになった私のカラダは、
次の日まで続き、久しぶりにチョビット大変でした。
チョビット・・・。
ようやく、その締めくくりが訪れたのは翌日お昼。

みんな~。
バッチリ、余韻を残してくれてありがとう!
お陰で、次の日の大掃除は、スタッフに完全に任せて
私は午前中、タップリ休養させていただきました~。
スタッフのみんなもありがとう!
その絶大なるご理解(ちょっとオーバー?)とご協力に
感謝!感謝!ですぅぅぅ。

2009年を振り返る <今年読んだ本 編>


今年もいくつかの素晴らしい本に出会いました。

前ブログのようにセミナーを受講すると、
「あ~、またあの本を読みたくなった!」とか
「確か、あの本のあのあたりにこう書いてあったはず」とか、
昔読んだ本を読み直したくなることがあり、
実際<書棚から出して読み直した本>が何冊かありました。

まずは、それらから・・・
 ・バーバラ・アン・ブレナン女史の 「光の手」
 ・リッツ・カールトン当時日本支社長・高野登さんの
              「サービスを超える瞬間」
 ・スティーブン・コヴィー博士の 「7つの習慣」
 ・新谷弘実先生の「病気にならない生き方」
 ・いきなり歯科関係ですが、当院インプラント協力医でもある
  東京都開業・吉田格先生の「インプラントのすべてがわかる本」
 

そして、今年新しく出会った本たち
  ・出口光氏の「天命の暗号」
  ・ルドルフ・シュタイナーの「ベイシック・シュタイナー」
  ・ジェイ・エイブラハムの「ハイパワーマーケティング」
  ・山崎啓支氏の「願いがかなうNLP」と
    「人とチームを上手に動かすNLPコニュミケーション術」
  ・ジル・ボトル・テイラー女史の「奇跡の脳」
  ・昨年から2年越しで、クリスティーナ・ホール博士の
       「言葉を変えると人生が変わる」



で、実は・・・数ページで断念してしまった本1冊あります。
  ・村上春樹氏の「1Q84」

うふふ~。
大昔、「ノルウェイの森」を読み終えることができなかった私は
やはり、「1Q84」無理でした~。
では、なぜ買って読もうとしたのか?と申しますと・・・。

私が大学を卒業した年が1984年でした。
なので、1・9・8・4という数字や発音にはかなりビンカンです。
アレ?
トシがバレた?
アレレ~。

ま、とにかく・・・
この「1Q84」待合室の書棚に、なにげに置いてありますので、
来年は、私の代わりに是非!
ご来院の皆様に読んでいただければ幸いでございます。
トホホ・・・。
よろしくお願いいたします。





 

2009年12月28日月曜日

2009年を振り返る <セミナー編>


今年も残すところ、あとわずかとなりました。

ホント、早いものです、時間がたつのは・・・・。
「光陰矢の如し」と言われますが、
アッという間です、1年なんて。

で、残り少ない2009年を、
少しばかり振り返ってみようかと思います。
カテゴリー別に。

このカテゴリーは頭の中に閃いたものにします。
パッと浮かんできたものをタイトルにして、振り返ってみます。


まず、第1弾は、セミナー編。


今年もたくさんのセミナーを受講させていただきました。

歯科やNLP関係はもちろん、
ホスピタリティー、ホリスティック医療、
インフルエンザ・・・etc。

中でも、印象的だったものいくつか。

NLPでは、
1月から8月まで、月1回、NLPトレーナー山崎啓支氏講師の
上級マスターコース。

ここでは、
NLPを超え、さらに人間の真理にせまったところに意識を向け、
  ・自分の認識力を高めること
  ・スポンサーシップを超えて、
     人間そのものを尊重する、存在そのものを認めることは?
  ・エネルギーとは何か
  ・思考とは?
  ・感覚とは?
  ・思い込みや価値基準はどこからくるの?
  ・「本来の自分」とは?そして「自分らしさ」とは? 
  ・宇宙の法則、大自然の法則とは?

体当たりで問いかけられ、
24名の参加者全員が体当たりで「本当の自分」を見つめ直す
「道なき道」を歩み始めたトレーナーズトレーニングコース!



米国 ザ・リッツ・カールトン・リーダーシップ・センターの
講師ダイアナ・オレック氏が来日しました。
世界最高峰のホスピタリティを持つと言われている
リッツ・カールトンの
「ホスピタリティーが生み出される仕組みと文化」について、
「レジェンダリー・サービス」というタイトルでの
プレゼンテーション。

「レジェンド」は、日本語で「伝説」。
世界各国のリッツ・カールトン。
そのいたるところで創り上げられる数々の伝説。

伝説と、そのバックグラウンドであるリッツのシステム。
そして、その中で育まれるスタッフの資質。

このシステムを、いかにして消化し持ち帰り、
明日からの自分の職場における顧客とのコニュミケーション
スタッフとのコミュニケーションのあり方にいかに活かすか、
が問われ、終始唸らせられたセミナーでありました。


もう一つ。
7つの習慣の著者、スティーブン・コヴィー博士の
衛星テレビでの講演。

相手を理解するためには、「感情移入」が大切だと。
特に、インディアン・トーキング・スティックの役割と
その威力についての話が一番心に残ったのを覚えています。
たまたま、その後自分の周囲である問題が発生した時に、
そのトーキングスティックを探し、買い求め、
今、私は実際大切な話し合いの場に使っています。



さて、このようにセミナーを受講することで、
そこで得るものがあったり、
または、ものの見方、考え方が変わったり、
意欲が湧いてきたり、夢がひろがったり・・・・・。
何かしら、影響を受けることがあります。

しかし、その場だけの「あ~、受講してよかった~」と
自己満足だけで終らせては何も始まりませんし、
変わりません。

明日からの日々の生活や仕事に役立ててはじめて
受講したことに意味があります。


「インプットしたらアウトプットする。
 そのためには
 スループットの幅を広げておきましょう!」

と語っていたのは、
コヴィー博士のセミナーでインタビュー役をして下さった
ショーン・K氏の言葉ですが、
全くその通り!
ですね!?

「スループットの幅を拡げてこそ、アウトプットできる」

2010年は、スループットの幅を広げ、
さらなるアウトプットに力を注ぎたいと思います。


2009年12月20日日曜日

新潟大雪


この土・日、行ってきました新潟へ!

日本海側では、先週から大雪。
しかも新潟市内で12月に降る大雪としては24年ぶりということで、
久しぶりに訪れた新潟市はどこも雪・雪・雪・・・・・。

学生時代の6年間、19歳から24歳まで過ごした新潟は、
私にとっては特別です。

そして、

日本海からの強い風、灰色の空、真横に降る雪、川、橋

これらは、私の中で新潟を象徴する言葉として存在しています。


上の写真は、まさに「冬の新潟」そのもので、
私の記憶の奥深いところにある新潟を、そのまま現しています。


新潟に最初に移り住んだところが、大学の女子寮でした。
川(関屋分水)のすぐそばにあり、自分の部屋の窓からは、
川とそれにまたがる橋が見えていました。


そして今朝、ホテルの窓から見た景色が、
当時窓からみていた景色とよく似ており、
横殴りの雪、灰色の空ということも加わって、
(これまで新潟を訪れた中で
 ここまで、条件がそろっていることが
 めったになかったので)
学生時代のことがより鮮明に思い出され、
懐かしさに浸っていました。

さらに正確にお伝えするならば、
当時の出来事そのものの記憶よりも、
その時感じた感覚や感情のほうが優先して湧き出て
しまっていました。

いわゆるこれは、条件反射みたいなようなもので

「梅干をみただけで、唾液が出てくる」と同じで、
「雪、灰色の空、川、橋をみると切なくなる」という
脳がプログラミングしたシステムの仕業であり、
NLPではアンカーリング(条件づけ)といっています。

・・・・と、ハナシが脱線してしまいました。

とにかく、この土・日は一瞬学生時代に戻ったような?感覚になり、
ならば是非1枚!ということで撮った一枚でした。

新潟再生歯学研究会



そもそもこの19日・20日の新潟行きは
「新潟再生歯学研究会」略して「新再研」のセミナーに
参加するためでした。

この研究会は、新潟で活躍する歯科医師の勉強会で、
主にインプラントを中心に研究をすすめている先生方の集りです。
そして、臨床系の研修施設として
日本口腔インプラント学会に指定されており、
新潟県内の先生だけでなく、
東京や東北のほか、日本全国から歯科医師たちが
勉強しに集ってきます。

施設長である榎本紘昭先生は三条市で開業していますが、
40年前からインプラントを歯科治療に取り入れ、
その哲学と卓越したスキルを私達に
惜しみなく伝えて下さいます。

毎年、4月から12月まで9回にわたり、
月1回、土・日のコースで計100時間にも及ぶ
100時間セミナーが開催されますが、
私は2006年、受講のため毎月新潟に通いました。

榎本先生は、毎回毎回セミナーで、
「臨床の成功のカギは基本に忠実であること」を、
強調されており、
また、インプラントだけにこだわることなく、
インプラント以外の分野の専門医も講師としてお招きするので、
多方面にわたり勉強することができる良い機会でもありました。


ちなみに上の写真2枚は、新潟を出て、
東京方面に向かう新幹線の中から
1枚は浦佐で、1枚は越後湯沢で撮ったものです。


2009年12月13日日曜日

司馬遼太郎さんの小説


特に歴史小説が好きというわけではありませんが、
司馬遼太郎さんの小説はいくつか読みました。
かなり昔です。

今、NHKで放送されている「坂の上の雲」、伊予の秋山兄弟。
少しさかのぼって、「世に棲む日々」は長州、高杉晋作。
グッと近代になって、「山本五十六」新潟の長岡出身。
それから「峠」。
こちらも舞台は新潟長岡藩でしたでしょうか。

もう、読んでから15年以上もたつと記憶が定かではありません。
アレ?
五十六さんは、阿川弘之さんの小説だったかもしれないです。
ごめんなさ~い。

どちらにしても、その時代を生き抜いたリーダーたち。

その時彼らにどのようなことが起こって、
どのような決断をしたか。
そして時代はどう流れ、どう揉まれていくか。


そのようなことに非常に興味をもって、読ませていただいた本。
もう一度、開いてみたくなりました。

マイクロスコープで見る・観る・診る



この9月から、治療の強力な助っ人「マイクロスコープ」を
本格的に導入しています。


マイクロスコープと言われても、「??」と思われる方も多いと思いますが、
いわゆる顕微鏡・・・そう「歯科用顕微鏡」です。

このマイクロスコープ君は、
ドイツのカール・ツァイツという会社で生れました。

ちなみに「カール・ツァイツ」というのはこの会社を設立した人の名前です。
カメラのお詳しい方はよくご存知かと思いますが、
この会社は、カール・ツァイツ光学工場をもっており、
例えば、結核菌の発見でノーベル賞を受賞したローベルト・コッホは、
「カール・ツァイツの卓越した顕微鏡なしでは、自分の成功は有り得なかった」
と言っていたそうです。

また、アポロ11号が月面で撮った時のカメラもカール・ツァイツ社製、
日本国内のいくつかの天文台にも天体望遠鏡が置いてあります。

そんな背景をもつカール・ツァイツのマイクロスコープ!


佐藤歯科では、どのようなことに使用しているのかと申しますと、
現在は診断やメンテナンス、そして外科的な処置の際に大活躍です。


診断では、
例えば、「咬むと痛い」という歯があったとしましょう。

レントゲンを撮っても、痛みの原因となるような決定的な虫歯や炎症が
認められず、原因がわからないとき、
「顕微鏡で拡大してみてみましょうね」ということで、
その歯を3倍、5倍、8倍、20倍と必要な倍率に拡大して観察しますと、
肉眼(裸眼ともいいます)では見えなかったものがグッと見えてきます。


そう、思わぬところに微細な亀裂が存在していて、
それが原因で症状がでていたのだ、ということがあります。

メンテナンスでは、
すべての方に使用しているわけではありません。
今のところ、インプラントを入れた方のクリーニングの際
拡大して汚れを見つけ、除去するということに使っています。

一見、インプラントの周りが
とてもきれいにブラッシングされているようでも、
マイクロスコープを通して観てみますと、
ブラシの届きにくいところにはしっかりプラークが
こびりついていることがあります。
プラーク取り残しの原因で、インプラント周囲炎にならないよう、
私達はより確実に汚れを取り除かなければなりません。


外科的な処置では、
処置をする場所を拡大して見る事により、
創面をより小さい範囲にとどめ、
ダメージを最小限に抑えることができるという利点があり、
それにより患者さんにとっても治療後が比較的軽い症状で済むという
ことも期待できます。

このほか、マイクロスコープを使用しての治療応用範囲は拡がっており、
より正確で精密な歯科治療を目指し、
患者の皆様のお役に立てるよう使用して参りたいと思っております。

どうぞ、マイクロスコープ君をよろしくお願いいたします。