2009年10月24日土曜日

待合室がジャングルになる日


佐藤歯科には、待合室がジャングルになる日があります。

それはどういうことなのかと申しますと・・・

天井のくもの巣や汚れをとり、
エアコンのフィルターの掃除をすることから始まって、
診療台を拭き、パーテーションも拭いて、
床の隅々まで拭く大掃除をし、
仕上げに診療室にあるワゴンや観葉植物をすべて待合室に移動し
診療室には、何もない状態にするというビッグイベントが
年に何回かあります。

診療室には何も置かない・・・

そう、その日はインプラント埋入オペの前日。
診療室をオペ室に変身させるのです。

つまり、待合室がジャングルに変わる~。

            つづく

2009年10月19日月曜日

感染症に対する対策


昨日は、新型インフルエンザについて、少し書かせていただきました。
で、本当は何をお伝えしたかったかといいますと、
「虫歯」や「歯周病」も感染症ですよ!ということです。

感染症に対する対策で大切なのは、3つ!

まず、 予防
次に、 感染拡大防止(流行を阻止すること)
そして、医療

医療は3番目であって、医療の前にまずは予防でしょ?と・・・。

インフルエンザの予防とは、
     ・感染症や予防法について正しい知識を持つ、
     ・手洗いやうがいの励行、マスクの着用
     ・ワクチンを接種する  などですよね。

感染拡大防止とは、・学校などでの予防教育をしたり
         ・多くの人が集まる場所や職場を清潔にしたり
         ・ウイルスがつきやすいドアノブやスイッチなどは
         ・消毒用アルコールなどでふき取ったり・・・。
         ・また、流行の状況を把握することも大切です。

そして医療は、医療機関で、診断・治療をうけることです。
 

で、今述べた、インフルエンザについての予防・感染防止・医療を
「虫歯」「歯周病」について、考えてみたらどんなだろう?

まず予防としては、
      ・「虫歯」「歯周病」は感染症である、という正しい知識をもつ 
      ・正しい歯磨きのし方や歯ぐきのマッサージのし方を知る
      ・ご飯やおやつ・飲み物の取り方(時間や量)についての
       正しい知識を持つ
      ・フッ素洗口、フッ素塗布などで歯の質を高める 
                          などがあげられます。
  
感染拡大防止は
      ・家族間で、歯ブラシはもちろんですが、
       お箸やスプーンなどの使い回しはしない
      ・家族・お友達との間でも、コップやペットボトルの
       飲みまわしはしない

歯科医院では、定期的にメンテナンスを受ける
       (コレ「きちんと歯科治療をしてから」というのが大前提です)

このようにあらためて書き出してみると、
インフルエンザにしても、「虫歯」や「歯周病」にしても
予防、感染拡大防止は、とっても基本中の基本。

でも、難しいのですよね???

何が難しいかといいますと、子供たちの予防です。

まだ、1歳にもなっていない赤ちゃんのお口の中に
歯周病菌が存在していることがあります。
もちろん、原因は親子感染。

虫歯の原因菌ミュータンス菌も、0歳のころからお口に中に入り込み、
乳歯が萌出してくるのをジッと待ち
虫歯をつくるその時を心待ちにしています。
当然、お口の中に入り込むきっかけは、
親子感染、またはおじいさん、おばあさんからということも考えられます。

「自分の歯は自分で守る」のは当然なのですが、
何も知らない「子供たちの歯は家族みんなで守ってあげなければならない」のです!

そのためにも、まずは、
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん達皆様には、
「虫歯や歯周病は、家族の中でうつってしまう感染症だ」ということを
キチッと頭の中に叩き込んでいただき、
かわいいお子ちゃま、お孫ちゃん達にうつさないようにするには
どうしたらよいか、よ~くお考えになっていただきたいと
思う次第でございます。





            


       

新型インフルエンザ


今日から新型インフルエンザのワクチン接種が始まるとか。

全国では5400万人、そのうち宮城県では100万人、
そして私の住む黒川郡では1万人分のワクチンが確保される、と
先日行われた保健所主催の会議で伝えられました。

優先的に接種される対象者の中で、医療従事者については、
インフルエンザの患者さんに直接従事する方々ということで、
私達歯科医療従事者は完全に対象から外されています。

ただ、ワクチン接種の対象、非対象関係無く、
また、医療従事者か否かにかかわらず、
私達は感染予防に努めなくてはなりませんよね。

上の写真は、院内受付においてある手指消毒用のアルコールと
ラビちゃん。

5月からずーっと、受付カウンターに置いていますが、
診療にいらっしゃる患者さん、
いつも手指消毒ご協力ありがとうございます!

受付の前で、皆様が手をすり合わせて、
アルコール消毒しているお姿、チラチラっと
診療室から拝見させていただいてますよ~。

「自分の体は自分で守る!」ですよね?

そして、
「自分の歯も自分で守る!」です。

そう、「虫歯」も「歯周病」もインフルエンザと同じ感染症。

このどちらもが、原因は親子感染つまり家族内感染です。

これらは、インフルエンザと違って、
感染してもすぐに著しい症状が出なかったり、
また急に命にかかわることがないということで、
ことの重大さが認識されていないように見受けられますが、
このふたつは立派な感染症。

インフルエンザも虫歯も歯周病も
大切なのは予防です。

2009年10月14日水曜日

NLP とは?

NLP・・・エヌ エル ピー・・・聞いたことありますか?この言葉。

綴りは、NeuroーLinguistic-Programming
略してNLP

日本語に訳すと「神経言語プログラミング」という
実践心理学です。


どのような学問かといいますと・・・・・



例えば、
突然、昔嗅いだ「香り」がどこからか漂ってきたとします。

懐かしい香り、コーヒーの香り、おさかなの焼くにおい・・・
そんな香りを嗅いだ瞬間、
かつて、同じ香りを嗅いだことのあるその時の風景や状況が
パッとよみがえってきたりしませんか?


また、昔よく聴いた曲がラジオや街角に流れ、耳にしたとしましょう。

その曲を聴いていた中学校や高校時代
流行っていたその時の情景が、
一瞬のうちに浮かんできたりしますよね?
そして、その時自分の周りにいた友達の顔が
はっきりと浮かんできたり
おまけにその時感じた感情まで、よみがえってきたりして・・・。


恐らく誰もが、そのような経験をしていると思います。


このように、私達は

過去に見たり聞いたり感じたり、
つまり五感で感じ取ったその感覚(神経)と、

そこで得た感覚を表現する言葉(言語)、

そして、それら体験・経験により
自分たちの体(脳)の中にしみこまれ記憶となって、
出来上がったプログラム(プログラミング)と、

これら、3つのプロセスが組み合わさった中で生きています。



つまり、この3つは私達が生きていく上で、はずせないものです。

ウ~ン・・・・
少し難しくなってきましたが、NLPは、
このような言語学と心理学を組み合わさって体系づけられたものです。
1970年代、米国の数学者と言語学者の研究により生れました。

そして、
人は無数のプログラミングに支配されて生きていくのであれば、
このプログラムを知って、
自分自身の内面との対話(コミュニケーション)や
周囲の人達とのコミュニケーションに活用していきましょう、
というのが、NLPです。

今では、NLPは
 ・コミュニケーション心理学
 ・脳の取り扱い説明書
 ・目標達成の科学
とも表現され、
コミュニケーションはもちろん、
教育、スポーツ、健康、医療、ビジネスなど
いろいろな分野で活用されています。

それから、
NLPerの発音のし方ですが、
NLPにer(~をする人)がついて、
NLPを学んでいる人、NLPを実践する人という意味になりますが、
「エヌエルピア」と読んで下さいね。

中には、「エヌエルパー」と読まれる方もいらっしゃいます。
でも、こちらの方が、愛嬌あってもっと楽しそうですよね?