2009年10月19日月曜日

感染症に対する対策


昨日は、新型インフルエンザについて、少し書かせていただきました。
で、本当は何をお伝えしたかったかといいますと、
「虫歯」や「歯周病」も感染症ですよ!ということです。

感染症に対する対策で大切なのは、3つ!

まず、 予防
次に、 感染拡大防止(流行を阻止すること)
そして、医療

医療は3番目であって、医療の前にまずは予防でしょ?と・・・。

インフルエンザの予防とは、
     ・感染症や予防法について正しい知識を持つ、
     ・手洗いやうがいの励行、マスクの着用
     ・ワクチンを接種する  などですよね。

感染拡大防止とは、・学校などでの予防教育をしたり
         ・多くの人が集まる場所や職場を清潔にしたり
         ・ウイルスがつきやすいドアノブやスイッチなどは
         ・消毒用アルコールなどでふき取ったり・・・。
         ・また、流行の状況を把握することも大切です。

そして医療は、医療機関で、診断・治療をうけることです。
 

で、今述べた、インフルエンザについての予防・感染防止・医療を
「虫歯」「歯周病」について、考えてみたらどんなだろう?

まず予防としては、
      ・「虫歯」「歯周病」は感染症である、という正しい知識をもつ 
      ・正しい歯磨きのし方や歯ぐきのマッサージのし方を知る
      ・ご飯やおやつ・飲み物の取り方(時間や量)についての
       正しい知識を持つ
      ・フッ素洗口、フッ素塗布などで歯の質を高める 
                          などがあげられます。
  
感染拡大防止は
      ・家族間で、歯ブラシはもちろんですが、
       お箸やスプーンなどの使い回しはしない
      ・家族・お友達との間でも、コップやペットボトルの
       飲みまわしはしない

歯科医院では、定期的にメンテナンスを受ける
       (コレ「きちんと歯科治療をしてから」というのが大前提です)

このようにあらためて書き出してみると、
インフルエンザにしても、「虫歯」や「歯周病」にしても
予防、感染拡大防止は、とっても基本中の基本。

でも、難しいのですよね???

何が難しいかといいますと、子供たちの予防です。

まだ、1歳にもなっていない赤ちゃんのお口の中に
歯周病菌が存在していることがあります。
もちろん、原因は親子感染。

虫歯の原因菌ミュータンス菌も、0歳のころからお口に中に入り込み、
乳歯が萌出してくるのをジッと待ち
虫歯をつくるその時を心待ちにしています。
当然、お口の中に入り込むきっかけは、
親子感染、またはおじいさん、おばあさんからということも考えられます。

「自分の歯は自分で守る」のは当然なのですが、
何も知らない「子供たちの歯は家族みんなで守ってあげなければならない」のです!

そのためにも、まずは、
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん達皆様には、
「虫歯や歯周病は、家族の中でうつってしまう感染症だ」ということを
キチッと頭の中に叩き込んでいただき、
かわいいお子ちゃま、お孫ちゃん達にうつさないようにするには
どうしたらよいか、よ~くお考えになっていただきたいと
思う次第でございます。