2011年4月17日日曜日

ご遺体検案

あの日の地震、津波により
多くの方々が行方不明になってしまいました。

そして、身元不明のご遺体になって・・・・・。

そのご遺体検案のため
地震発生直後から、県下に10か所の検案場所が設置され、
日本歯科医師会、日本法医学会、東北大学、
そして、
宮城県歯科医師会の会員により、
毎日、ご遺体の検死が行われています。

すでに、これまで全国から約1000人ほどの歯科医師が
被災県に入り、協力して下さったということです。

行方不明でまだ見つからない方がたくさんいらっしゃり、
つらく、悲しい毎日を過ごされている方々のことを思うと、
いたたまれない・・・・。
少しでも、何かしていないと
いてもたってもいられない・・・・・。

そのような気持ちから、検死協力に申し込みました。

3月の時点で、
「水・木・土・日曜日に申し込む歯科医師は多いけれども、
 火・金曜日が比較的少ないです」と、
歯科医師会事務局担当の方の話でした。

自分が無理なく、申し込める火曜日、金曜日・・・・。

4月15日、19日、22日。

メンテナンスの患者さんのご予約が
すでに何ヶ月も前から入っていましたが、
妹、由佳里に協力してもらえれば行ける!

そして、申し込みました。

歯科医師会からの連絡では、
「3日間ともお願いします」とのことでした。

お断りする理由は、全くないので、
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」

行方不明になっている方々が、
一日でも早くご家族のもとへ帰られますよう
協力させていただきます。

ただ、それだけ。

一日も早く、家族のもとへ・・・・。

ただただ、それだけです。


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