深町純さんが亡くなられた、と知ったのは、
23日、東京での勉強会を終えて帰仙し、
ちょうど地下鉄に乗ったばかりの夜11時。
深町さんのライブに連れていってくれる友人からの メールでした。
深町純さんという素晴らしい音楽家。
小柄で華奢な体そのものを表したかのような 軽快なピアノタッチ!
しかしながら、想像もつかないほどの
力強さ、豪快さを披露して下さるあたりはさすが、
私達ファンを満足の世界へと誘ってくれます。
目黒にある深町さんのライブスタジオ+レストラン。
美味しいお料理や飲み物をいただきながら、
深町さんの生の音楽に触れることができるそこでは、
彼は赤ワインを片手に登場し
グランドピアノの譜面台の横にワイングラスを
そっと置いてピアノを弾き始めます。
傍らには、ギタリストの和田アキラさん 。
その空間は、なんともいえない大人の音楽の世界でありました。
曲と曲の合間のトーク。
その声といい、語り方といい、間のとり方といい、
奥の深いジョークといい、
さりげなく話しをしているのに、もの凄い説得力。
過去のライブの中で、
こんなことを深町さんが語っていたのを覚えています。
音楽は癒しだとよく言われるけれど、
本当に、音楽で癒されていたら、
世の中から戦争なんてなくなっているはずだ、って
ダライラマが言っていた。
でも、音楽を通してコミュニケーションをはかることができる
とも言っていた。
確かに言葉は通じなくても、
メロディーやリズム、楽器を通して心が通い合うことができる。
そして、それが戦争のない世界に繋がってくれればいいなと
ボクは思います、と・・・・・・。
そのようなことを語っていた深町さん。
「戦い・闘い」という言葉が私達の心の中にある限り、
世の中から戦争なんてなくならないよ、と語っていた
NLPトレーナー山崎啓支さんの言葉とダブり、
ズッシリと心の深いところに響きます。
深町さんのご冥福をお祈りいたします。