2013年1月1日火曜日

2012年を振り返る 5 ~日本歯内療法学会研修会


             
 

2012年を振り返る 5 ~日本歯内療法学会研修会(宮城)開催~

12月22日(土)宮城県歯科医師会館にて
日本歯内療法学会 研修会が開催されました。

この研修会は、
2013年5月,東京国際フォーラムで開催予定の
歯内療法のワールドカップとも言える
「世界歯内療法会議」の宣伝を兼ねての開催。

2012年の春から、
茨城、千葉、栃木、群馬、北海道、福岡、富山と
全国で行なわれていました。

今年に入り、日本歯内療法学会の研修委員を拝命し、
研修会の運営に携わっておりました。

そのような中、宮城でも研修会をという声もあり、
ならば12月に開催しましょうと、手を挙げたのが6月。
その担当者となり、早速準備に取りかかりました。

講師には、3人のエキスパートにお願いすることに決定。

我が日本歯内療法学会の副会長であり、
専門医を認定する審議会の委員長も務める林正規先生には、
「歯内療法の基本治療指針}という演題で、まずはベーシックに
立ち返り、診断や処置の基本的な誤りはないか、日頃の臨床を見直す、
というテーマでお話しいただきました。

岐阜県恵那市開業で、過去に仙台歯科医師会でも
学術講演会の講師としてお越しいただいたことがあります。


二人目の講師は、学会の学術委員の高橋慶壮先生で、
「再根管治療に臨むときの注意点」という演題で
お話しいただきました。

日本の歯内療法の8割が再根管治療と言われていますが、
その中で、再根管治療を成功に導くには、
患歯ごとのリスク評価とリスク管理が必要である、
というものでした。

高橋先生は、奥羽大学保存学教室歯周治療分野において
教授をなされ、著書もいくつか出版しており、
私も、その中の1冊愛読させていただいております。

3人めの講師は学会研修委員の天野晃先生。

「確信の持てる歯内療法のために」という演題で、
日頃から、天野先生がなさっている臨床を
具体的で、わかりやすく、説明していただき、
特に根管治療に効果的なイオン導入法についての話しは
若い先生方にとって、とても参考になったという感想も
聞かれました。

当日は、暮れの忙しい時期にもかかわらず、
100名を超す先生方にお集まりいただきました。

中でも、青森、秋田、岩手、山形、福島の各県から
お越しいただきました先生方には、
本当に頭の下がる思いでいっぱいです。

ありがとうございました。

また、主催者側として学会関係の先生方には、
東京、千葉、茨城からもお手伝いにいらしていただき、
講師の先生はじめ、たくさんの先生方のご協力を得て
開催できたこと、心から感謝しております。
と同時に、素晴らしい経験をさせていただいたと
そのような意味でも学会に感謝しています。

参加した先生方には、
「大変勉強になった」
「自分の臨床を見直すよい機会となった」など、
その反響は大きく、
いただいた言葉一つひとつで、
それまでの疲れや苦労などは、吹き飛んでしまいます。

そして、さらには、できればより多くの先生方に
第9回 世界歯内療法会議、に参加していただければ
研修会を開催したことが、
より大きな喜びに変わるのだろうな~と、
確信しているところであります。

ご参加の先生方、本当にありがとうございました。

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