2013年1月13日日曜日

レ・ミゼラブル 第5巻

新しい年になり、早くも2週間になろうとしておりますが、
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

私は、昨年末、1年ぶりに映画を観ました。

タイトルは、「レ・ミゼラブル」

そう、フランスの作家、ビクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」を
舞台用にミュージカル化したものを、
さらに映画化したもの。

私は、この映画を観る前までは
この作品のために、独自に
新たに作曲されているとばかり思っていました。

が、舞台ミュージカルの音楽をそのまま再現し、
しかもかなり忠実だったので
私にとっては 大きな「驚き」と「感動」でもありました。

それはどういうことか、と申しますと、
まず、ミュージカル「レ・ミゼラブル」に出会ったのは、
思い起こせば、20数年前。

ミュージカルに、興味を持ち始めたころ。
例えば当時、「オペラ座の怪人」「キャッツ」などが代表的で、
劇団四季の会員にもなり、よく劇場に足を運んだものでした。

「レ・ミゼラブル」も、かなり話題になり、
配役がどの俳優さんだとか、舞台技術が素晴らしいなど
絶賛されていた記憶にあります。

そして、東宝提供、帝国劇場で上演されているものが、
ある年の夏、地元の宮城県民会館でも上演される、
というので、観に行きました。

そして、同じ年の冬、ニューヨークのブロードウェイでも
「レ・ミゼラブル」を観る機会があり、

その世界的なスケールと、
上演する日本人俳優と外国人俳優との間には
ほとんどレベルの差がないことに驚いたのを、
今でもはっきりと覚えています。

もちろん、それは他のミュージカルも同様で、
東宝にしろ、劇団四季にしろ、

外国人演出家に指導を受けながらお稽古をして
しているからこそ、どこの国で上演されても
みな同じレベルのものに仕上がる構図になっています。

レ・ミゼラブルについては、そのストーリーや時代背景を
「もっと詳しく知りたい!」=「原作を読んでみたい!」

そのような思いで原作を探し、
買い求めたのは、最終の5巻だけ。
全巻読めそうにない~、と、
初めからそう決めつけての結果でした。

音楽に関しては、
「一度聴いたら、劇場を出るころにはそのメロディーを
口ずさむくらい覚えてしまっている・・・」と当時言われたのは
アンドリュー・ロイド・ウェ―バー。

オペラ座の怪人やキャッツの作曲家であり、
私は彼のファンの一人でもありました。

しかしながら、キャメロン・マッキントッシュも
決して負けてはいません。

当時、N.Yの劇場で購入したカセットテープ。
(当時はまだまだテープが活躍していた時代でした)

それを、何度も何度もリピートで聴いては、ともに唄う。

そんなことを幾度も繰り返しているうちに、
どうも私の脳の数少ないシワのどこかに
沁み込まれてしまい、

当時は、無意識にそのメロディーをハミングしてしまう
くらいになりました。

ということもあり、20数年後の昨年12月、
映画を観始まって驚いのは、冒頭でも書いたように、

「あら、同じ!」
「舞台ミュージカルと全く同じメロディーで、間の取り方も同じ」

昔懐かし、毎日のようにリピートで聴いたあのカセットテープと
まったく同じ流れで映画が進んでいったので、
ついつい映画上映中も
思わす鼻唄まじりで観てしまったりなんかして・・・・。

一緒に観に行った友達が、映画が終わった直後、
暗がりの中、私の顔を覗きながら
「もしかしたら、一緒に口ずさんでた?」

ドキッ!
「あれ~聴こえてた?ごめ~ん。」

そのようなワケで、
自分の記憶のず~っと奥深~いところに
潜んでいたミュージカルへの思い、記憶などが
フツフツと蘇らせていただいた
年末年始でありました。

前ブログの「勘九郎への思い」も、全く同じであります。

レ・ミゼラブル 第5巻 
そ~っとページを捲ってみたいと思います。


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