2013年9月15日日曜日

日本口腔インプラント学会・福岡



昨年に続き、今年も
日本口腔インプラント学会学術大会に
参加しています。

今年で43回目の開催ということで、やはり大盛況。

数年前から
インプラント治療に関する種々のトラブルがクローズアップされ、
インプラント治療はネガティブな状況に追い込まれている、と
言われています。

そのような中、昨年は
「安心・安全なインプラント治療」というテーマで開催されましたが、

今回は、さらに一歩進めて
「安心・安全、そして、より確実なインプラント治療」と
タイトルし、今大会が開かれています。

昨日のセッションで、興味深かった一つに、
学会の教育委員会主催セミナーがありました。

卒前教育、つまり学生に対しての教育は、
全国の大学では、どうしているのか?というものです。

大学により、講義や実習の内容はまちまちで、
そのようなカリキュラムも組まれていない大学もあります。

すでに学生教育を行っている大学の先生が、
模型実習、教科書、実践的な教育などについて
発表していました。

私達学生のころ、インプラント治療は一まだ般的ではなく
インプラントについての教育は受けていません。

現在、私達の年代の歯科医師が
インプラント治療についての勉強をする場合は、

大学で行っている卒後研修(ポストグラジュエート)や
インプラントを扱っているメーカー主催のセミナー、

また、インプラント学会認定研修施設でのコースを受講する、
さらに、インプラント治療を行っている病院や歯科医院の
オペを見学する、などがあります。


実際、私も今から7年前、
学会認定研修施設・新潟再生歯学研究会に通い、
また見学させていただける先生のオペを拝見し、

実際のインプラント治療に関しては、
インプラント治療約20年の経験を持つ
東京都中央区開業の吉田格先生を協力医として迎え
サポートしていただきながら取り組んでおり、

インプラントについての基本的知識から手技、
患者さんへの説明、対応の仕方まで、
多くの学ぶ機会を得て、
今日にいたっています。


今後の大学での学生教育は、絶対必要。
大いに期待するところであります。


今日午前中は、
「インプラント埋入オペに伴って引き起こしてしまう神経損傷」

それはどこでどのようなことが起こり
どのような対処をしなければならないか?

また、そのようなトラブルが起きないように
私達はどのようなことに注意しなければならないか?
という講演を受講し、大変勉強になりました。

現在のところ、当院ではインプラント治療のトラブルはありません。

しかしながら、、
患者さんの大切なお口、お体に携わる上で
「今後も慎重に取り組んでいかなければならない!」と、
あらためて認識し、心に刻みました。


さて、宮城に戻るのは明日の予定ですが、
現在、台風接近中。

お天気の回復または好転を祈りつつ
これから、最後のセッションを受けます。


その後・・・・・・

明日夕方、東京→仙台で帰宅の予定でしたが、
このままでは、台風上陸のため
明日では東京に戻れないかもしれない!ということで、
急遽、やむなく本日、東京へリターンバック!

何とかチケットは変更していただいのですが、
後ろ髪引かれる思いが募るばかり。

福岡空港での待ち時間は、
ラーメンと餃子を思いっきり食べ
おみやげに鯛めしと明太子を買いつつも、悶々・・・

東京までのフライトは、
「来春でさようなら」となるポケモンのジャンボジェット機でした。

機内では、ポケモンジェットのコーヒーカップやハガキを
いただくなどのサービスで、
福岡への気持ちも幾分紛れ

羽田空港ランディングの時には、すっかり諦めに変わり
ようやく落ち着いた、といった状況でした。


インプラント学会ご参加の先生方、
そして、台風の影響を受けた全国の皆様~

大変お疲れ様でございました。




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