2010年1月25日月曜日

楽しく食べて いきいき100年!<お口元気教室>

先日1月19日、
吉田地区の「お口 元気教室」に参加させていただきました。

吉田地区の皆さん、ほかにご参加の皆さん、
大変お世話になりました。
楽しかったですね~。

「口腔機能アップ体操」に、「お口と舌とお顔の体操」
そして、「唾液腺マッサージ」!
それから三三七拍子に合わせた「パタカラ体操」。

このようなちょっとした体操が、
私達のお口の働きを活性化させ、それが全身の健康維持に繋がる!
そして、いつまでもいきいきと元気に過ごす!

そう、この教室は、何をかくそう「介護予防教室」であります。

<歯固めの日>のページにも書いたように、
「元気な人は、より元気に過ごし」
「毎日の生活の中で、自分の力でできることは続けて自分でできる」ために
口腔ケアが、とっても大切だということが
いろいろな調査や研究でわかってきました。

2006年の4月から、
介護保険制度の改定で「介護予防」が大きく打ち出され、
新しく始まった介護予防サービスは、
生活機能低下の危険性を早めに発見し、
そのことが深刻にならないように
いきいきとした85歳を目指していきましょう、というものです。

そのメニューは
   ☆「筋力」をつけましょう
   ☆「食べる」ことを大切にしましょう
   ☆「口」を元気にしましょう
   ☆「閉じこもり」を予防しましょう
   ☆「認知症」について知りましょう   などの五つで、

 中でも、3番目の ☆「口」を元気にしましょう は、
 歯科と大きく関わるところです。

この介護予防教室は
各市町村の「地域包括支援センター」が主体となって開かれますが、
口腔ケアを中心とした介護予防講座の開催状況は、
まだまだ地域により差があるようで、
全国的に少しずつ開催しつつあるようですが、
大和町では、この度の吉田地区での開催が始めてとのことでした。


4回にわたり、楽しく体操やトレーニングがすすめられていく
ということでスタートしたお口元気教室。

第1回めの教室に参加し、
「お口のお手入れの大切さ」について、
30分ほどお話しをさせていただきました。

その時の副題、 「楽しく食べて、いきいき100年!」

「どうせ長生きするなら、
楽しく美味しく食べて、いつまでもいきいきといけたらステキ!」と
思っているうちに、こんなタイトルになりました。

100年は欲張りかもしれませんが、
その可能性は皆もっていますので、目標はより高く!ということで・・・。

さて、ここでいう「お口のお手入れ」=「口腔ケア」とは、
お口の中をキレイにすることのほか、
「食べる」「飲み込む」はたらきを良好にすることをいいます。

ここ大事です!
とっても大事です。

もう一度いいます。

口腔ケアとは、
お口の中をきれいにすることのほか、
食べたり、ゴックンしたりするはたらきを良好にしておくことであります。

例えば、
舌の動きが活発になって、
舌の筋力がアップすると、
ゴックンする力(嚥下反射)もアップするのですよ!

このゴックンする力がないと、
食べても飲み込めず、せっかく食べても栄養がとれず、
食欲がおちて活動量が減り・・・・・・悪循環へと繋がってしまいます。

教室では、私の話のあと、
ベテラン衛生士さんと保健婦さんがリーダーとなって、
いろいろなトレーニングを皆さんとともに行いましたが
これが実に楽しい!

リーダーの歯科衛生士さんと保健婦さん、
吉田地区の皆さんを、その気にさせて(?)、
とっても上手に進められて、一緒に体操していた私も
楽しませていただきました。

ありがとうございました。

この教室、
いずれは大和町すべての地区で開催されることを願いますが、

まず、
身近なところで私にできることとして考えたのは、
当院に通院して下さっている患者の皆様にも、
これら楽しいトレーニングをお伝えし、
少なくとも佐藤歯科に通っている65歳以上の方々には
いつまでもいきいきと過ごしていただけるようお役に立ちたい!と、
あらためて実感した時間でありました。

楽しく食べて、いきいき100年!

ウフフ、皆さん、ともにがんばりましょう!

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