2010年1月11日月曜日

初詣



子供のころは「初詣で」というと、「塩釜神社」でした。

塩釜港が見下ろせるお山の中腹にある塩釜神社は
何百何十段というあの階段なしでは語れません。

毎年、息切れしながらその階段を上り詰め、
「はぁはぁ」いいながら、「やっと着いた~」ところでようやくお参り・・・。

そんな元朝参りのパターンが、恒例化していました。


ところで、恒例化・習慣化すると私達の脳は、
「この階段を上ると、新しい年がやってくる~」
または、
「その階段を上らないと、新しい年はやってこない!」と
勝手にカン違いしたり、
勝手に記憶してくれちゃったりします。

前にも、書きましたがこれがプログラミング!というものです。

同じことを何度も何度も繰り返していると、
脳は学習し覚えてくれて、
「コレをしたら、ソレになる」とか、
「コレの後には、ソレがくるだろう」とか、
何かの時に記憶をよみがえらせて役立ってくれます。
が、時には逆に弊害になったりすることもあります。


あ~、すみません。
新年早々、のっけからNLPっぽくなりました。

しかし、そのようにプログラミングされてしまっていても、
別の新しい習慣や、何かのきっかけなどで、
脳は上書きされ、また新たにプログラミングされていくこともありますが、
非常に強烈なインパクトでプログラミングされたものは、
簡単には上書きされないといわれています。

子供のころの「初詣といったら塩釜神社」というプログラミングは、
だいぶ昔に解除されています。
そのきっかけは、よく思い出せませんが、
学生のころから、初詣に行ったり行かなかったり。
お友達と違う神社にお参りにいったり、
という程度のものだったかもしれません。


今年の初詣は築地本願寺でした。

その様相は、異国の地にいるかのように思わせる
独特の空気を醸し出しており、
仏教建築物でありながら、未知の世界と遭遇する感覚になり、
新しい年をスタートするのにはピッタリのところでありました。


世界中すべての人々が、平和に過ごせる日がきますように・・・。

そして、

世界中すべての人にとって、よい年でありますように・・・。

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