歯固めの日って知っています?
「歯固め」というと、少林寺拳法をしていた私などは、
「卍固め」のように、相手を倒した後の「どんな固め方?」
な~んて思ったりするわけですが、
実は、違うんです。
平安時代から、元旦は「歯固めの日」といわれ、
歯にこたえるもの、例えば、お餅や昆布などを食べながら、
家族の長寿と健康を祈る習慣がありました。
宮中では、元日から三日まで、
天皇に、大根、干し柿、昆布、大豆、瓜、押し鮎、ごまめ、などの
「歯固めの膳」が差し出されていたということです。
で、当時は普段から「歯の根を固めておくこと」
つまり、
「歯がグラグラすることなく、引き締まった歯ぐきを保っておくこと」は
長生きする大切な条件といわれていました。
う~ん、今から1000年以上も前からそのようなことを知っていた昔人。
我々は、昔人から学ぶことはいっぱいありますね~。
でも昔は、「どうしたら長生きするか?」でしたが、
科学技術、医学の進歩に伴い、
現代は、「どうしたら、元気な方はより元気に過ごせるか?」
そして、「どうしたら、毎日の生活で自分の力でできることを
続けていけるか?」
がテーマとなっているといってもいいでしょう。
この「どうしたら?」の回答のひとつに、
「口腔ケアが大切!」ということがわかってきました。
このあたりを、多くの方々に知っていただきたいなと
思っています。
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