2012年9月24日月曜日

インプラント周囲炎

インプラント治療をした患者さんには
月に1度、メンテナンスにいらしていただいています。

天然歯の場合、その周囲にプラークが付着し、
そのプラークが石灰化し歯石となり、炎症が波及すると
歯周病になります。

インプラントの場合も全く同じで、
その周囲にプラークが付着すると
リン、カルシウムや有機性の石灰化物、いわゆる歯石のようなものが
インプラントの表面に付着し感染を起こしてしまうと
インプラント周囲炎になってしまいます。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか? 

天然歯のときに、きちんと歯周治療をせずに、
インプラント治療をすると、
天然歯のときの歯周病菌が、そのままインプラントにうつってしまい、
インプラントの周囲で同じような状態を
拭き起こすと言われています。

ですから、インプラント治療をする前に
まず、しっかり歯周治療をしてからでないと
歯周病のときの骨吸収が、インプラントになってからでも
起きてしまうことが、わかってきています。

ですので、インプラント治療をする前に
歯周治療をしっかりおこなうことは然ることながら、
インプラントになってからも、お口の中のメンテナンスは
絶対必要!なのです。


インプラントにしたからといって、
何の努力も、何の管理もなしに
一生自分の歯のように咬める、ということはあり得ません。


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