7月8日から、解体工事が始まりました。
上の写真は、建物の南側にある庭から自宅と診療所を撮ったものです。
この2年間、岡部先生との打合せで
「解体」というその言葉は何度も何度も出てきましたが、
実際、現実のこととなりますと、
決して、心穏やかではありません。
それは、この家を建てた亡祖父、
そして、今まで守ってきた父・母に申し訳ないという罪悪感。
また、これまで私たちを守ってきてくれた家
今は、逆に傷つけ壊してしまいごめんなさい、という罪悪感。
それから、もしかしたらまだまだ使えるかもしれないとも思える
建材たちを廃棄しなければならない罪悪感。
でも、
思いました。
「申し訳ない」というこの気持ちを
「今まで、私達のためにありがとう!」という感謝の気持ちにかえて
それぞれに伝えようと・・・。
罪悪感と感謝の気持ち、
こんなに背中合わせになっているとは思ってもいませんでした。
今、どんどん家が取り壊されていますが、
バラバラになった屋根、壁、床の建材をみては
今まで、ありがとう。
今は、ただただ、感謝するだけです。