前ブログでも、お伝えしましたように、
このたびの一連の工事の発端は、佐藤歯科駐車場整備です。
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上の写真、ご説明しますと、
現在、診療所前に駐車できるのが4台。
右手に見えるのが、車庫1台分と自宅母屋の一部です。
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そして、この建物に向かって左側にある駐車場が
(写真には、写っていませんが)
お隣組であり、前大和町長である木幡恒雄氏から
お借りしているスペースです。
車8台分です。
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この8台分を、何とか、
佐藤歯科の敷地内に設置できないだろうかということで、
岡部克哉建築設計事務所に相談したのが、2008年6月。
今からちょうど2年前のことです。
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岡部克哉先生は、6年前の佐藤歯科医院のリフォームを
手がけて下さった建築家。
畳のある昔ながらの待合室が特徴的だった診療室を
ものの見事に快適な歯科空間に
変えて下さったのは、この岡部先生。
業界では「コントラストの開拓者」と言われていた匠でもあります。
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当時、「趣味は何ですか?」と訊かれたら、
「仕事です」と応えるという点で、
岡部先生も佐藤も、一致していました。
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ちなみに、リフォーム時のコンセプトは
「より良い治療を より多くの方に より快適に」でした。
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さて、その駐車場。
拡張するとなると、車庫を壊す?
それだけでは足りないので、自宅の一部も壊す?
それとも南側の庭をどうにかする?
それよりも、自宅も老朽化していることだし、
全部解体して整備する?等等・・・・。
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岡部先生、妹の由佳里、そして私の3人は
この2年間、悩みに悩んでその結果
「自宅全部解体して整備しましょう」ということになりました。
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自宅を建てた祖父・祖母。
そこで育った母。
より住みやすく、との思いで増築した父。
昭和20年後半の自宅建築当時から現在まで
この家に携わってきて下さった多くの方々。
そして、これまで約60年のわたり、
風雨から私達を守ってくれた家屋。
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今、2週間にわたる解体を拝見しながら思うことは、
この家に関わりのある人達から、瓦1枚、釘1本まで
感謝感謝の気持ちで胸が熱くなるということです。
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今まで、本当にありがとうございました。
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この感謝の気持ちは決して忘れずに、
これからの未来に繋げていく第一歩として
大切にしてしていきたいと思います。
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