2012年3月3日土曜日

ガラスに入ったお雛様



2月のある日曜日、講習会から帰り家に着いたら、お雛様が飾ってありました。
「わ~、懐かしい~。まだ健在だったんだ~。」

このお雛様は、私達姉妹が小さい頃祖母に買ってもらったものらしく
ともに長い年月を過ごしてきた仲間ようなもの。
そう、かれこれウン十年・・・。

ガラスのケースに入ったままなので、場所をとるわけでもなく邪魔にならず、
ホコリもかぶることなく、きれいなままで保管されています。

しか~し、小学校のころの私は、
このお雛様があまり好きではありませんでした。

お友達の家に遊びにいくと、
部屋いっぱいに飾られたお雛様が羨ましくて羨ましくてしようがなかったのを
今でもはっきりと覚えています。

自分達の背丈くらいの高さの大きな階段に
真っ赤な絨毯が敷き詰められて、
その上に堂々と並べられた雛人形。

なんで、ウチのは小さいの?
なんで、ウチのは赤くないの?

「お雛様」というと、
お友達が羨ましかった、あの気持ちがよみがえり
胸がキュ~ンと熱くなります。

♡  ♡  ♡