2011年7月28日木曜日

少林寺拳法部OB会 「宗心会」


大学時代の部活、少林寺拳法部のOB会の集まりがあり
新潟へ行ってきました。

OB会の正式名称は
日本歯科大学新潟生命歯学部
少林寺拳法部 「宗心会」。

少林寺拳法の創設者であり、開祖である「宗 道臣」先生の
志を受け継ぎ、その意向に沿って
我々は活動していくということで、
「宗 道臣」先生の名前をいただいて、
「宗心会」と名付けられました。

「宗心会」は、
会員相互の親睦を図るだけでなく、
少林寺拳法部の現役の育成をも目的としているので、
年に2回の総会、夏冬開催のうち、
夏は必ず母校・新潟で行なわれ
懇親会に現役を招き、交流を図ったり、
大会前の練習にOBが参加するなどの
スケジュールが組み込まれています。


話は、ず~っと遡りますが、
このOB会ができたのは、私達が学生だったころ。
確か大学3年か4年のときだったと思います。

そのころは、
「大学を卒業する→国家試験に合格する」という
大きな目標が頭の中に存在していましたが、
その目標を達成し、
しかも少林寺拳法部に6年間所属し、全うした者だけが
入会する会であるということで、
当時は、「宗心会」という名前を聞くと
「少林寺拳法の哲学をもった歯科医師の集団」
「大人」 「社会人」 というイメージでした。

宗心会に入会してからの約10年は、
年2回の集まりには、何か余程のことがなければ
参加していました。

しかしながら、いつごろからか次第に足が遠退き、
この10数年は、ほとんど参加することもなく
案内が届いても返事を出さず、ということもよくありました。

「いつまでも大学時代の部活の集まりにこだわっていても・・・・」
と思うこともあり、
心の中では、
「もっと歳をとっておばあさんになってから参加しようかな・・・・?」
な~んて考えていました。

そのような中、数年前ある大きな出来事が起こりました。

6年間、少林寺拳法部で泣き笑いをともにしてきた同級生が
病いで倒れたのです。
当時、意識はなく社会復帰は難しいだろうとの診断でした。

その時、私の頭の中を駆け巡ったこと・・・・。

   もし、自分が病いで体が自由に動けなくなったらどうだろう?

   部活は練習が厳しくてつらいときもあったけれど、
   あのころが一番のびのびと楽しく過ごせた時だったのかもしれない。

   自分は少林寺拳法が好きだったし
   少林寺拳法部の先輩、同級生、後輩も大好きだった。

   おばあさんになったら宗心会に出よう、なんて思っていたけれど、
   その前に自分の体が自由にならなくなったら、
   みんなに会うこともできなくなってしまうだろう・・・。

   ならば、今だ!

   今、皆に会える機会があれば、
   その機会を無駄にせず会いに行こう!

そう思いはじめ、懇親会だけにポツリポツリと参加し始めたのが
2年前。


そして、今回。
60回めを迎える宗心会総会。

懇親会には、一昨年あたりから顔を出すようにしていましたが、
総会そのものに、参加するのは実に15年ぶり。

驚きました!
総会次第は満載で、、まことに充実していたものでした。

宗心会会長・平井一也先生(東京町田市開業)の
挨拶から始まり、

出欠の確認後、ブロック活動報告。
活動活発化するために、北海道、東北、関東などと
地区ごとにブロック化されており、各地区からの報告です。

会計担当から会計報告に続き、
監督からは現役の現状報告、
学内医局員の影山教授(前ブログ登場です)からは
学内現状報告など
久しぶりの私にはとても新鮮で、
担当の先生方には頭が下がる思いでいっぱいでした。

続いて、1年後に控える40周年記念祝賀会準備の
進捗状況説明がなされ、
(上の写真は、平井先生が説明なさっているところです)

協議では、40周年記念に関する企画をさらに煮詰め決議し、
常日頃、打ち合わせする機会がない状況の中
よくぞ、ここまで詰めて下さったなと
感謝!感謝!でありました。


総会だけに限らず、会議やミーティングを開催する際は、
その準備や段取りは重要です。

私めもこの10数年、歯科関係の会議や総会の
準備、資料作成、などに関わったり、
時には、司会進行や議長なども仰せつかるなど、
社会勉強させていただく場を与えていただくことで
裏方の大変さ、段取りの重要性は
痛感しているところでありました。


事務局とトップが遠隔地というハンディを
克服しながらの総会開催。

来年の冬は、九州での開催、
1年後は新潟で部創立40周年祝賀行事開催が
予定されていますが、
私はこれからは、できる限り
宗心会に参加していくつもりでいます。


なんで?ともし誰かにきかれたら、

ウ~ン・・・・
一言でいうならば、
少林寺拳法部を通しての、この仲間が好きだから!

ただ、それだけです。

合掌