2010年11月24日水曜日

深町純さん、素晴らしい音楽をありがとう

深町純さんが亡くなられた、と知ったのは、
23日、東京での勉強会を終えて帰仙し、
ちょうど地下鉄に乗ったばかりの夜11時。

深町さんのライブに連れていってくれる友人からの メールでした。

深町純さんという素晴らしい音楽家。

小柄で華奢な体そのものを表したかのような 軽快なピアノタッチ!
しかしながら、想像もつかないほどの
力強さ、豪快さを披露して下さるあたりはさすが、
私達ファンを満足の世界へと誘ってくれます。


目黒にある深町さんのライブスタジオ+レストラン。

美味しいお料理や飲み物をいただきながら、
深町さんの生の音楽に触れることができるそこでは、
彼は赤ワインを片手に登場し
グランドピアノの譜面台の横にワイングラスを
そっと置いてピアノを弾き始めます。

傍らには、ギタリストの和田アキラさん 。

その空間は、なんともいえない大人の音楽の世界でありました。


曲と曲の合間のトーク。

その声といい、語り方といい、間のとり方といい、
奥の深いジョークといい、
さりげなく話しをしているのに、もの凄い説得力。

過去のライブの中で、
こんなことを深町さんが語っていたのを覚えています。

   音楽は癒しだとよく言われるけれど、
   本当に、音楽で癒されていたら、
   世の中から戦争なんてなくなっているはずだ、って
   ダライラマが言っていた。

   でも、音楽を通してコミュニケーションをはかることができる
   とも言っていた。

   確かに言葉は通じなくても、
   メロディーやリズム、楽器を通して心が通い合うことができる。
   そして、それが戦争のない世界に繋がってくれればいいなと
   ボクは思います、と・・・・・・。

そのようなことを語っていた深町さん。

「戦い・闘い」という言葉が私達の心の中にある限り、
世の中から戦争なんてなくならないよ、と語っていた
NLPトレーナー山崎啓支さんの言葉とダブり、
ズッシリと心の深いところに響きます。

深町さんのご冥福をお祈りいたします。