2012年4月8日日曜日

歌姫 Whitney Houston

この土曜日は5時すぎまでがっちり診療でした。

スタッフのみんなが帰ってから、
書類の整理やメールチェック等々をして、自宅に戻ったのが9時。

お夕飯を食べながらテレビでも、ということでスイッチONしたら、
なんと!ホイットニー・ヒューストンがテレビ画面いっぱいに出ていました。

うわ~、懐かしい~!
ホイットニーの曲はよく聴いたな~。

どうもNHKのTV番組「SONGS」が彼女を特集していたようでした。
その番組を観ながら、
私の中でのホイットニーの記憶が巻き戻されていくのが
自分でもわかりました。

あれは、今から何年前だろう?
まだ東邦歯科診療所に勤務していた頃だったかもしれない。
ホイットニーの大ファンという同僚の歯科衛生士と二人で、
仙台公演に行ったっけ。

場所は仙台市体育館。
席は、最前列。

ステージに立つ彼女の姿は可憐で、清潔感が漂っていました。
その細くて長~い脚線美に見惚れ、
体の芯まで響く彼女の「生の歌声」に聴き惚れ、
心を揺さぶられた2時間。

その時、感じた第一印象は今でもはっきり覚えています。

日本の演歌と同じだ!
まるで演歌歌手都はるみが、こぶしを効かせて
唄っているときのようなあの力(りき)み!
それをあちらの国では何というのだろう?

とにかく、その迫力は圧倒的でした。
(もちろん、都はるみとはまったく比べものにならない)

う~ん、「歌をうたって」表現することそのものには、
日本もアメリカも同じ。
国籍など関係ないのだ、と・・・。

そう実感したホイットニーのステージ。

もう一つの記憶は、1993年あるいは1994年の2月、
アラスカにオーロラを観に行った時の帰りの便で。

アンカレッジからシアトルまで戻るフライト中、上映されていたのが、
あの映画!(う~、名前思い出せませ~ん~・・・苦しい~)
ケビン・コスナーと共演の、あの映画です。

当時まだ日本では上映されておらず、
「わ~、ヤッタ!タダで観れる!」などと喜んでいたのも束の間。

まったく字幕なしだった(中国語の漢字の字幕さえなかった)ので、
乏しい英語力と映像の変化だけからしか
ストーリーをキャッチできなかったあの映画、トホホ・・・。

映画の中で歌われる曲はすでに日本でもヒットしており、
その素晴らしさは心に沁み込んできました。
そう、忘れもしない
「 I Will Always Love You 」

こみ上げてくる強さを感じつつも、なぜか心穏やかになるこの曲。
いつ聴いても、「魂まで届いてる~」と感じられずには
いられないメロディー、彼女のボイス、ハート。

なぜ彼女は死ななければならなかったのだろう・・・。

「歌姫ホイットニー・ヒューストンの死」という世界的な損失を
改めて感じた夜のTV番組でした。
そして、
天国でも歌い続けていて欲しいな、と・・・・。


♡  ♡  ♡